産後ケア 骨盤ベルト
当院にいらっしゃるお客様の中にも産後の骨盤ベルトの付け方がわからない、いつまでつけたら良いのかわからないという声を聞きます。
骨盤ベルトの使い方や効果などをまとめていきたいと思います。
骨盤ベルトの効果
「骨盤の安定の補助」「腰痛、尾てい骨痛、恥骨痛の緩和」「ウエストの引き締め」などが挙げられます。
骨盤を形成する仙腸関節とは
骨盤の歪みや開きは、仙腸関節という関節のわずか数ミリのズレによって生じると言われています。
尾てい骨の上の骨(仙骨)を左右の寛骨という骨が挟む形をして骨盤を形成していますが、そのつなぎ目に当たる部分を「仙腸関節」と呼びます。仙腸関節は脚と身体をつなぐ重要な関節で、体重を支えたり、地面から衝撃を和らげる役割もあります。また、数ミリのズレで痛みや違和感が出やすい部位でもあります。
骨盤ベルトのつけ方
足の骨である大腿骨大転子と寛骨と仙骨の真ん中をしっかりと固定すると効果的です。目安としてはおしりの1番の出っ張りに当たるようにすることです。
着用期間
長期間コルセットを着用することで筋力低下につながることもあると言われているので、産後〜1ヶ月半くらいが目安と言われています。きつく締め過ぎるのは痛みを増強させる恐れもありますので、痛みの状況をみながら付け方や着用期間を助産師さんやお通いの整体の担当の方に相談するのが安心かと思います。
着用時間は痛みが強くない限り、日中活動する時だけの着用が望ましく、骨盤の安定具合を見ながら徐々に着用時間を減らしていくのが良いと言われています。
当院でもご相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。
引用 妊娠・出産期の理学療法、産後女性の身体症状(J-stage)