更年期のデリケートゾーンに要注意!
人には言えないデリケートゾーンのお悩み…
●尿漏れ、尿意切迫感、頻尿
●性交痛、性交時の潤い不足
● 外陰部乾燥感・灼熱感・掻痒感、膣炎
更年期以降の方で上記の症状に当てはまるものがあれば、それはGSM(閉経関連尿路生殖期症候群)かもしれません。
閉経にともない卵巣の働きが衰え、女性ホルモンである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌が急激に減少することで、腟や外陰部の粘膜の代謝や再生が緩慢になり、腟壁全体が萎縮傾向になると言われています。
以前は老人性膣炎や萎縮性膣炎と呼ばれ、更年期女性のとるにたらない悩みの一つとして片付けられていましたが、GSMと定義されることで広く認識されるようになりました。
またGSMは骨盤底筋の上の粘膜や皮下組織の問題で起こると言われており、骨盤底筋の低下にGSMが合併すると骨盤底障害の症状が悪化するとも言われています。
GSMの治療
減少したエストロゲンを補充するホルモン補充療法、腟内に照射し、コラーゲン生成を促すことで腟粘膜の状態を改善させるレーザー療法、外陰、膣の血流を増加させるための骨盤底筋トレーニングを行う運動療法が一般的です。
日常生活におけるケア方法
日々の外陰部のスキンケアが大切だと言われといます。入浴後は保湿剤などを外陰に塗って乾燥を防ぎます。デリケートゾーンケア専用の保湿剤や膣オイルであれば、より安心してケアができるのでおすすめです。
※当院オンラインショップよりhttps://in-muse.shop
デリケートゾーンケア スキンハプティクス
¥8,250 税込
また、性交渉の際は、潤滑剤やゼリーを使用するとよいと言われています。
当院ではGSMの症状の方にも、女性理学療法士がトレーニング方法や日常生活ケアを詳しくお伝えしています。今月号のぱどにも掲載されています!お悩みのご家族様やご友人様がいらっしゃいましたら是非ご紹介くださいませ🌱