つわりの正体って？
こんにちは女性とこどもの保健室です
今回は多くの女性が悩まされるつわりについて、
専門家の視点から説明したいと思います。
体質、遺伝などという言葉で片付けられてしまうことの多いつわりですが、
近年は多くの研究でその正体が明らかになってきています。
妊娠悪阻と診断がつくのは全体の1.5%ほどですが、その症状を経験する人は多いはず。
つわりの原因って何？
・hCG(妊娠検査薬に反応するホルモン)
・甲状腺ホルモン
・エストロゲン
・心理的要因
hCGは妊娠した時にだけ出るホルモン
そのhCGが甲状腺ホルモンなどを刺激することが知られています。
また、女の子を妊娠すると妊娠悪阻で入院するリスクが1.5倍とも言われています。
これはエストロゲンの血中濃度が高いからだとか…
体質、遺伝というのも間違いではありません。
筋肉量が少ないと、ホルモンの変動に弱くなるという見解があります。
実際に更年期症状は筋肉量と反比例するというデータも。
一方で、心理的要因も軽視してはなりません。
ストレスや不安は妊娠悪阻を重症化させます。
ご家族は妊婦さんのメンタルも全面的にサポートしてくださいね。
医学的につわりに効くと言われている食べ物といえば生姜。
寒くなるこの季節は積極的に摂取したい食材ですね。
またエストロゲンの代謝にビタミンB6が使われることから、ビタミンBの摂取も有効と考えられています。
重症妊娠悪阻ではウェルニッケ脳症にも注意が必要なので、
妊娠初期は葉酸と合わせてビタミンB群の付加もおすすめです。
ビタミンBは水溶性ビタミンの一種なので、過剰摂取による胎児への影響は少ないと考えられます。
少し専門的な内容となりましたが、妊婦さんや妊婦さんのご家族に参考になればと思います。
その他、妊活・妊娠中・産後のことでお困りの方は、
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