妊婦の頻尿
こんにちは、助産師の三好です。
妊娠中の頻尿で悩んだ経験のある女性は多いはず、妊娠中期以降であれば、子宮の増大による膀胱の容積減少である可能性が高いですね☺️
ところが、妊娠10〜15週ごろ、まだ外からはお腹の大きさが目立たないうちに頻尿を感じる人もいるみたいです。
もちろん子宮と膀胱は隣り合わせなので、子宮が大きくなるにしたがって尿意を感じやすくなってる可能性はあります。
しかし、子宮が大きくなったことが原因でこまめにトイレに行っているなら、1回量は少ないことが予想されます。
「妊娠初期の夜間のみ頻尿(1回量は少なくない)」と相談を受けたので色々と調べてみました。
1.循環血液量の増加
妊娠28〜32週でピークに達し、分娩までつづくと言われています。妊娠初期から徐々に増加しているはずです✨その分腎臓に流れる血液も増えて、作られる尿量が増えているということですね!
2.ホルモンバランスの乱れ
夜間は抗利尿ホルモン(おしっこを濃縮するホルモン)が分泌されて、朝起きた時の尿が濃いのが正常です。子どもがおねしょをするのは、まだこのホルモンの変化が未熟だからだといわれています☝️
睡眠の質が低下していると、このホルモンの分泌も乱れることがあるようです。
妊娠中は生理的に睡眠が浅くなるので仕方がないので、水分をとるタイミングを工夫するといいかもしれません💓
3.子宮の増大
10〜15週のころはちょうど膀胱の近い高さで子宮が大きくなります。安定期に入った頃には膀胱よりも高い位置で子宮が大きくなっていくので、妊娠経過の中で落ち着いてくる人もいます👏🏼
4.心因性
頻尿は臨床的には「心因性」であることも多くあります。「トイレに行きたくなったらどうしよう」「また行きたい感じがする」と思ってトイレに行くけど、ちょこっとしか尿が出ないという状況です💭
こういった場合は、いつでもトイレに行ける状況の時はギリギリまで我慢するなど、おしっこを溜める練習をしていくのも一つです🤔
頻尿、尿漏れ、便秘、痔などの悩みは、羞恥心もありなかなか身近な人と話す機会がないかもしれません。
しかし、尿漏れに関してはなんと…
4割以上の方が妊娠中に悩んだ経験があるといいます。
そして、妊娠中、産後の尿漏れは、簡単なトレーニングで改善します✨
ポイントは“骨盤底筋群“です。
保健室の整体スタッフは全員骨盤底筋の触診ができます(^^)/
ぜひご相談くださいね!
過去記事↓
尿漏れ体験記
https://nozomi-salon.com/2021/10/13/産後ケア/尿漏れ体験記/
産後必ず一度は骨盤底筋群の触診を🌿
https://nozomi-salon.com/2022/06/10/chiropractic/産後必ず一度は骨盤底筋の触診を🌿/