高齢者の方だけではない❗️ロコモとは。
テレビやサプリメントの名称としても耳にするようになったロコモ(ロコモティブシンドロームの略)ですが、注意した方がよいのは高齢者の方だけではありません❗️
ロコモが気になり始めた年齢は実に平均48.8歳 というアンケート結果もありました。また、妊娠、出産後にロコモになっている方も少なくないと言われています。
ロコモティブシンドロームとは?
2007年に日本整形外科学会が提唱した概念で、年齢を重ねることによって筋力が低下したり、関節や脊椎などの病気を発症したりすることで運動器の機能が低下し、立ったり、歩いたりといった移動機能が低下した状態を指します。
7つのロコモチェック
□片脚立ちで靴下が履けない
□家の中でつまづいたり滑ったりする
□階段を上るのに手すりが必要
□家のやや重い仕事が困難(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)
□2キロ程度の買い物をして(1Lの牛乳パック2個)持ち帰るのが大変
□15分くらい続けて歩けない
□横断歩道を青信号で渡りきれない
一つでも当てはまる方は、ロコモ予備軍と言われています。
ロコモ予備軍だとどうなる⁉️
高齢者の方が要介護状態になる原因としては、「高齢による衰弱」「関節疾患」「骨折・転倒」が約半数を占めており、ロコモとは密接な関係があることがわかります。
また、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)はおなじみの言葉ですが、メタボリックシンドロームになると、動脈硬化が促進されて心筋梗塞や脳梗塞などの命に関わる病気を発症するリスクが高くなるうえ、肥満によって膝や腰への負荷が大きくなり、ロコモティブシンドロームの原因ともなります。ロコモとメタボも深い関係性があり、大きな疾患や要介護の状態になりやすいリスクとなりうるのです。
保健室で測定できる項目
①長座体前屈:股関節と脊骨の柔軟性をチェック
②片脚立位保持 2分間:バランス能力をチェック
③握力測定:25年後の歩行速度の指標になります
④2ステップテスト:歩幅をしらべることで、下肢の筋力・バランス能力・柔軟性などを含めた歩行能力を総合的に評価
⑤立ち上がりテスト:40cm、30cm、20cm、10cmの4種類の高さの台から、両足・片足でそれぞれ立ち上がる
⑥In Body計測(体成分分析装置):筋肉量・内臓脂肪レベル・タンパク質などの栄養状態・基礎代謝などを測定
⑦血管年齢測定:指先で2分半で測定できます
ストレス指数や内臓の状態もわかります
ロコモを予防するには、月並みですが、やはり若いうちから毎日の生活の中に運動習慣を持ち、栄養バランスのとれた食事を1日3回摂って健康維持を図ること、骨と筋肉を強くすることが大切だと言われています❗️
当院でもロコモ度を含めた健康チェックができるプラチナエイジ世代向けのプランを行っています。ぜひお問い合わせください🌱