療育ってどんな場所?
児童発達支援で勤務している理学療法士の山崎です。
主に就学に向けて集団行動ができるようになることをモットーに、
様々な職種が協力して日々お子様をお預かりしています。
今日は、「療育ってどんな場所?」ということをテーマに
お話します。
実際に児童発達支援を希望される保護者様は、
・他の子と比べて発語が遅い、どもったり発音がおかしい
・体の動かし方がぎこちない、リズムに乗って体を動かせない
など...
言語や身体的なことでご相談に来られる方がいます。
その他では、
・保育園や幼稚園での集団活動が難しく、運動会などの行事で
1人だけ走り回っている
・保育園や幼稚園から発達について指摘されて、医師から療育を
すすめられた
・座っていることが難しく、常に動き回っている
・すぐに物を壊してしまう、気に入らないとお友達を叩いたり
癇癪が酷い
など...
🌱一斉指示が入りにくい
🌱他害行動や物をすぐに壊してしまう
🌱気持ちの切り替えが上手にできないといった理由で
ご相談に来られている保護者様が多い印象です💭
上記の内容に当てはまっている...もしかして私の子も発達に
問題がある...?
と、思った保護者様の中で、
療育=問題のある子しかいない
というマイナスイメージのある保護者の方がいらっしゃいますが、
全く問題ないです!!!!✨
むしろ、小さいうちからいろいろな刺激を受けて、他者と
触れ合って、出来ないことが出来るようになるという、
『出来ないことが出来るようになる』
『成長できる第2の場所』と思っていただきたいです☺️
実際に仕事中、幼稚園にお迎えに行った子供の前で幼稚園の先生
から
『この子は本当に大人の言うことを聞かない悪い子!先生から
何とか言って大人の言うことを聞かせてください!』
と言われたことがあります。
言われた子供はとてもしょんぼりした顔をして、私の手をギュッと
握っていました。
私も大人なので幼稚園の先生の気持ちはとても理解できるし、
私と関わる時間より遥かに長いこともわかっているのですが...
ここでなぜその子が大人の言うことを聞けないのか?という本
質がわからないと、・大人もその子供に対してどのように対応していいかわからない
・子供に対して負の感情が湧いてしまう・問題行動を繰り返していく
・大人になぜ怒られているか、何が悪いかがわからない
という負のループに陥っていきます。
その後、別の場所でそのお子様に話を聞いていくと、
『先生は自分にだけ怒ってくる。他の子みたいに褒められたい
だけなんだ。でも自分は悪い子なんだ』と話してくれました。このお子様の場合は、
『大人に自分をみてほしい、認めて欲しい』
という行動から、問題行動をして大人の注目を引いていたことが
わかりました。
誤った注目の引き方をしているならば、正しい注意の引き方を
教えて、その子の気持ち(承認欲求)を満たしてあげる支援を
行いました。
実際にとてもいい行動をした時にたくさん褒め、問題行動を
した際には口頭でサラッと注意をするという支援をしていくと...
少しずつですが大人の話をきちんと聞く時間や頻度が増えて
いました!!!👏
まだまだ幼稚園で問題行動はみられるようですが、少しずつ
減っているようです。
就学に向けて正しい注目の引き方や対人関係を支援しています。
このように出来ないことを出来るようにする場所が『療育』だと
私は思っています😌
お子様の成長を近くで見守りながらも、保護者様にも
寄り添えるように今後も努力していこうと日々思っています。
お子様の発達や成長について悩んだりすることもあると
思いますが、そんな時にぜひご相談くださいね😆
お電話 : 04-7178-9773