妊娠中のスタッフの採用について〜女性の働き方シリーズ③〜
皆様の職場・会社では、妊娠中の人材の採用活動はどのように行われておりますか?
保健室ではこれまで、妊娠中であることを理由に保育園の採用を断られたという保育士の新規採用1名、妊娠中の助産師の採用1名、試用期間中に妊娠されたスタッフ1名の採用の実績があります。
体調面への配慮が必要なことはもちろんですが、それでも業務への支障・他スタッフへ負担の偏り・業績へ影響、などを総合的に判断して採用しております。
その分、試用期間中に
妊婦なんだから配慮してもらえて当たり前、という姿勢ではないかどうか、
他スタッフが同様に妊娠した際は、同じようにサポートしようする姿勢やビジョンがあるかどうか、
ご家族も女性職場に対して理解があるかどうか、
を見させていただいております。その結果、残念ながら本採用を見送りさせていただいた事例もあります。
女性職場では、妊娠出産はもちろんのこと、育児面での予想不可能な対応や、更年期の体調管理、介護など、ライフステージの変化と仕事は常にセットで考えられる体制でないと成り立ちません。介護のために毎週東北の実家へ帰省しながら仕事を継続していたスタッフもおります。
特に子育て世代のサポートについては、独身・子供のいないスタッフへの負担が偏らないようにすることも、とても重要課題であると、現在提携している産婦人科医とも話しております。
現在、大企業を中心とした女性活躍推進のための福利厚生サービスの開発も進めておりますが、
ヒアリングを進めていく中で、大企業の中でも妊娠中の新規採用はどちらかというと消極的、また妊娠中の体調不良での休みのとりやすさや時短勤務への対応、子連れ出勤、子供の急な体調不良時の対応など、企業によってまだまだ大きな差があると感じています。
大企業が取り組めていない女性の働き方の課題を、保健室のような小さな店舗が進めていく意義や課題の表材化、社会への提言も、実際に試行錯誤を重ねながらトライしてきた私たちだからこそ出来ることであると思っております。
皆さんもご自身の経験などから、ぜひ、ご意見ください!下記LINE公式アカウントからもお気軽にメッセージいただけたら嬉しいです🌸
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