子育て

小児看護師が伝えるシリーズ②〜こどもの発熱時のホームケア〜

小児看護師の西村です*

 

前回は、【こどもの発熱時、病院受診の目安】についてお話ししました。

今回は、こどもの発熱時のホームケアについてお伝えします。

・クーリング
発熱した時に最も早く簡単な対応がクーリングです。身体の中でも大きな血管が通っている首、脇、足の付け根を冷やすと効果的です。
冷却シートは飲み込んだり、口や鼻を塞いでしまうと窒息の恐れがあるため、使用を控えるか目が届くところで使用するようにしましょう。

ドラッグストアなどで、子ども用の冷凍しても固まらない保冷剤なども売っているのでチェックしてみてください。


引用:ChuChu公式サイト

・水分補給
発熱による発汗により体内のイオンも失われるので水分補給はとても大切です。汗をかくと、水分だけでなくイオン(Na+、K+、Cl-)なども同時に失われます。なのでお水よりも経口補水液の方がおすすめです。
アクアライトは生後3ヶ月から飲ませることができるので便利です。


引用:和光堂公式サイト

保冷剤や経口補水液は、発熱時以外にも暑い夏の就寝時やお出かけにも使えますよ◎

 

・服装
〈熱が上がっている時〉
手足が冷たく、身体が震えたり寒く感じるため、あったかい服装をして身体をあたためてあげてください。
〈熱が上がりきった時〉
手足が暖かくなり、発汗したり暑く感じるため、薄着にして熱がこもらないようにしてあげてください。

・解熱剤
内服と坐薬があります。熱が高くでぐったりしているお子様に内服をさせることは困難なことがあるため、その場合は坐薬を使用すると便利です。1回解熱剤を使用したら6〜8時間はあけて使用しましょう。
解熱剤は熱を下げる役割であり、病気を治す薬ではありません。発熱によって機嫌が悪かったり、倦怠感強い、寝付きが悪いなどの場合に使用しましょう。
体重によって量が決まっているため、きょうだいで使いまわさないようにして、用法用量を必ず守って使用してください。
38.5度以上で使用の指示が多いですが、お子様が元気で、食事や水分も取れている場合は解熱剤を使用せず様子をみていいと思います。

こどもの発熱のほとんどは、白血球による免疫反応ですので、それほど心配する必要はありません。

熱以外に重篤な症状や気になる症状がないか、熱が4日以上続いていないかを観察し、ホームケアを行うことが重要になります。

ご自宅で療養しても症状が改善しない場合や、困った時は医療機関に相談しましょう!

 

 

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