「ママじゃなきゃ寝ない」は卒業!パパの寝かしつけ、応援します📣
こんにちは!保育士の小井土です。
突然ですが、みなさんのおうちでは「パパの寝かしつけ」、
うまくいっていますか?

「ママじゃなきゃ寝ない」「パパが抱っこするとギャン泣き」
…そんな声、よく聞きます。
ですが、実はこの“寝かしつけ”こそ、早い段階からパパが
関わるチャンスでもあるんです。
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◎赤ちゃんは賢い
新生児期の感情は「快・不快・興味」の3つだけですが、
生後半年ほどかけて「喜・悲・嫌・怒・恐・驚」といった
感情が育っていきます。
赤ちゃんは思っている以上に周囲をよく見ていて、感情も
ちゃんとある。そして学習能力も高いんです。
たとえば、泣いたらママが来てくれる、という経験を
何度もすると、赤ちゃんの中で
「この泣き方をすればママが来る」と覚えていきます。
パパが頑張っても、「やっぱりママじゃなきゃ!」と
泣かれてしまい、つい交代してしまう。
これもまた、赤ちゃんにとっての“成功体験”になるのです。
だからこそ、月齢が低いうちからパパの寝かしつけを
日常にしていくのがおすすめです。
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◎パパだって、傷つく
「ママだと寝るのに、自分だと泣く」。
そんな経験を重ねていくうちに、パパの気持ちもポキッと
折れてしまうことがあります。
「どうせダメだし」「もう寝かしつけは任せた方がいいかな」と、
一歩引いてしまう前に、ママがその気持ちに気づいてあげられると、
お互いにとって大きな支えになります。
そして同時に、ママが「信じて任せる」勇気を持つことも大切です。
うまくいかない日があっても、パパが頑張ろうとしている姿を
そっと見守る。
それだけで、パパはぐっと自信を持てるようになります。
泣き止まないときは無理をせず、助け合えば大丈夫。
でも、ママの「任せてみる勇気」が、パパの「やってみよう」と
いう気持ちを育ててくれるかもしれません。
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◎パパなりの寝かしつけを見つけよう
ママがいつもやっている方法をそのままパパが真似しても、
うまくいかないことはよくあります。
でもそれは当然で、パパにはパパのやり方があるというだけ。
寝るまでのテンポや声のトーン、抱っこの仕方も人それぞれ。
最初からうまくいかなくてもいいので、いろいろ試してみながら
「うちの子×パパ」のベストな方法を探っていく時間が大切なんです。
ちなみに我が家では、以前のコラムで紹介した「耳元ハミングの裏技」
を発見したのは夫でした。
別のおうちでは「おやすみ、ロジャー」の絵本がパパの寝かしつけの
必需品だそうです。
やり方は自由。でも、「寝かしつけられる」という経験はパパの自信に
なり、子どもとの信頼関係にもつながっていきます。
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◎まずは“そこにいる”だけでも
いきなり「今日から寝かしつけ担当ね!」と言われても、ハードルが
高いと感じるパパもいるかもしれません。
そんなときは、まずママが寝かしつけるそばにパパも一緒にいること
から始めてみてください。
一緒に過ごす時間が、少しずつ信頼と絆を育んでくれます。
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◎おわりに
寝かしつけの時間は、ただ子どもを寝かせるだけの作業ではなく、
子どもにとって「安心の記憶」を積み重ねる時間です。
パパの声、抱っこ、絵本――それが、子どもにとっての大切な思い出
になっていきます。
どうか、「うちの子はママじゃないと…」とあきらめず、パパも
自分なりの関わり方を見つけていってくださいね。
ママだけでなく、パパにも届いたら――。そんな願いを込めて書きました。
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