「食べない…」に悩んだら。食べムラ・偏食との付き合い方
こんにちは!保育士の小井土です。
「食べない」「急に食べなくなった」など、食に関するお悩みは、
子育て中のご家庭でとても多いですよね。
我が家でも、長男は2歳のある日を境に大好きだったブロッコリー
を全く食べなくなり、
小3になってようやく“マヨネーズ付き”で復活。
次男に至っては、4歳までパンとミニトマトとお菓子で生きてきた
ようなもので、お弁当もほぼその2品でした。
でも、今ではふたりともそれなりに食べています。
私自身もかなりの偏食だったのですが、そんな私が子どもたちと
向き合う中で大切にしている考えがあります。
食べることを好きでいること
嫌いなものを無理に食べさせるよりも、「食べるって楽しいな」
という気持ちを育てることの方が、ずっと大切だと思って
います。
例えば、苦手な食材を混ぜ込んで食べさせる方法もありますが、
私はあまりやっていません。
ただ、「これなら食べられた!」という経験が自信になることもあるので、
その子に合っていればもちろんアリです。
気をつけたいのは「何か入ってる?」と不信感を持たれないこと。
信頼関係が崩れると、親の言葉が届きにくくなってしまいます。
チャンスは日常の中に
食べないものでも、ほんのひとかけらでもいいからお皿に入れて
おく。
するとある日突然、「ちょっと食べてみようかな」という瞬間が訪れたり
します。
そして大事なのは、スモールステップでほめること。
「匂いをかいだだけ」でも、「フォークを刺しただけ」でも、
「口に入れて吐き出した」でも大丈夫。
一歩進んだその勇気に、「すごい!挑戦しようと思ったんだね!」
と声をかけてあげてください。
完食できなくても大丈夫。
ちなみに、ミニトマトとパンだけのお弁当生活を送っていた
次男も、給食が始まってからは意外と何でも食べるようになり
ました。「親には甘えていたんだな」と、後から気づかされ
ました。
私自身も牛乳が飲めませんでしたが、スタバで友達とココアを飲み
たい一心で、練習して飲めるようになった経験があります。
大人だって、“きっかけ”があれば変われるんですよね。
完食できなくても、食べられないものがあっても大丈夫。
「食べることが好き」という気持ちさえあれば、子どもはちゃんと
成長の中で変化していきます。
親としてできることは、焦らず、諦めずに小さな種をまき続ける
こと。それだけで、子どもは少しずつ、でも確実に変わっていく
ものだと思います。
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