補完食①
生後5ヶ月が近づいてくると『離乳食いつから始める?』なんてママ同士で話題になりますよね。
日本では離乳食が一般的ですが、海外では前回ご紹介したような、BLWや補完食というようなものがあります。
そこで、今回は補完食についてお伝えしていきたいと思います。
補完食とは?
WHOが提唱している科学的根拠に基づいた赤ちゃんの成長に必要な栄養を補う食事のこと🍀をいいます。
2019年厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」が改定され、その中に「補完食」という言葉もあり、栄養を補う面では「6ヶ月から鉄」をとることを意識するようにも触れられています。
また、授乳は2歳まで大切な栄養源であるとされています。
必要な栄養を補う食事とは?
こちらの図を見ていただくとわかるように、月齢があがるにつれ必要な栄養が足りなくなっていきます。成長するにつれ、この差はどんどん大きくなっていきます。
この差を埋めていくのが補完食です。
*写真の1つ目はエネルギー、2つ目は鉄です。
(図:日本ラクテーション・コンサルト協会、Complementary Feedingより引用)
離乳食との違いは?
*基本的には、同じ意味を指しています。
離乳食は「成長に伴い、母乳または育児用ミルク等の乳汁だけでは不足してくるエネルギーや栄養素を補完するために、乳汁から幼児食に移行する過程をいい、その時に与えられる食事を離乳食という(2019)」とされています。
補完食は「母乳やミルクだけでは足りない栄養を補う食事」とされています。
*離乳食よりも食事回数が多い。
離乳食は、月齢に伴って1回食2回食と食事回数を増やしていきますが、補完食では1日2回の食事からスタートします。その理由はまた詳しく後ほどお伝えしていきます。
*足りない栄養を補うために栄養面に少し意識を向けて、食事を与えていきます。こちらも後ほど詳しくお伝えしていきます。
補完食とは何か、また離乳食との違いを説明したところで、実際はどう行うのか。第二弾で詳しく説明していきます🎵