“尿もれ”は40代が一番多い!予防&改善のためにすべきこと
“尿もれ”はどれくらいの人が経験ある?
くしゃみをした時や、笑った時、縄跳びやトランポリンなど飛んだときなどに生じる“尿もれ”
そんなマイナートラブルは他人に相談しにくくいお悩みのひとつです。
道川わの尿失禁調査では、20代4.1%、30代に17.7.6%、40代に23.9%、50代に21.8%1)生じているという研究結果があり
40代が最も多いという結果でした
更年期はエストロゲンが減少することで筋・靱帯の柔軟性が低下し、筋力も衰えやすいです
また、肥満や便秘などに腹圧は尿もれや臓器脱などの骨盤底筋障害を起こすリスク因子だと言われています
当院は、女性のお客様全員(出産前後、有無問わず)問診票でお尋ねしております
命に関わる問題ではないとはいえ、臓器下垂や臓器脱への可能性もありますし
生活の制限因子(走れない、尿パッド必須など)となりうる問題なので早期からの対処が必要だと考えています
マイナートラブルの原因は出産が大きいがそうとも限らない
尿もれに関与する筋肉は、尿道や膣、肛門を引き締めている役割を担うハンモック状の骨盤底筋です
出産直後に多い尿もれの原因は、経膣分娩による会陰の裂傷だけではなく、妊娠中に大きくなる子宮を支え続けることで
引き伸ばされて弱化していくため。なので、帝王切開の方も後に生じる可能性があります
近年では、若年の女性の痩せが問題となり下半身の筋力量が少ないことで骨盤底筋の収縮が弱く、
産前でも尿漏れに悩む女性もいます。
【セルフチェック】骨盤底筋を触れてみよう
骨盤底筋は両坐骨の間にある筋肉です
座った状態で手を後ろに回して触ってみましょう
- 鼻から息を吸って、膣をキュッと締めて、口から息を吐く
- 膣をおへその方へ(上)ゆっくり引き上げてみましょう
- 吐きおえたら再度鼻から息を吸ってお腹を膨らまします
この過程で手に触れた膣が硬くなったりふわっと緩んだりなにか感覚はありましたか?
分からなかった方はイエローカード、症状も心当たりがあり、心配な方は
産婦人科や泌尿器科を受診しMRIや超音波などで一度詳しい検査をするのもいいのかもしれません
まずは骨盤底筋運動
重症化の場合は手術となることもありますが基本は骨盤底筋の運動を勧められるかと思います
尿もれ対象の研究によると、運動することで尿漏れがなくなった35.7%、改善した35.7%、不変28.0%、
悪化0%で運動することにより7割以上が改善を認めるという結果だった2)
デリケートな部分であるため、自身で行うには難しい筋肉であり姿勢も重要になります
当院では整体で姿勢を整えたのち、骨盤底筋の運動をしていきます。セルフケアも重要になるので
3ヶ月程度を目処に地道に取り組んでいきましょう
当院はガスケアプローチという「正しい姿勢」や、「体の動き」、「正しい呼吸」を身につけることで
骨盤底筋をケアし先進国フランスでも特に優れた方法と言われるメゾットを学んだセラピストが
在籍していますので、運動が苦手な方も安心してご相談ください^^
膣を潤わすことも大切
フランスではアンダーヒップトリートメントと呼ばれ、スキンケア同様にデリケートゾーンの保湿は
母から子に伝わり、当たり前に行われてきましたよう。産後ケアも最前線の国です
当院ではフランスから発祥したデリケート専門オイルを取り扱っています*
更年期はエストロゲンが減少することで筋・靱帯の柔軟性が低下し、筋力も衰えやすいです
また、肥満や便秘などに腹圧は尿もれや臓器脱などの骨盤底筋障害を起こすリスク因子だと言われています
オイルで膣を保湿し、会陰のマッサージをすることで骨盤底筋の収縮がしやすくなる方も多いです
当院で取り扱っているデリケートオイルセラムは100%天然由来のもので
フランスの調香師が香りを配合したのでとってもいい香りです
保湿だけではなくデリケートゾーンの色素沈着も薄くなる効果や
生理痛の緩和も期待できます
ご興味のある方は当院で一度手に触れてみてください*
また遠方の方はオンラインショップよりお買い求めください
女性は妊娠出産という体に大きな変化があるので
特に産後は、一生替えの効かないたった一つの体を大切にしていきましょう♪
参考文献
1)加藤久美子ら.就労女性における尿失禁の実態調査.1986.日本泌尿器科雑誌77巻9号page1501-1505
2)大西徹郎ら.尿失禁に対する骨盤底筋訓練の効果の検証.2011. 日本理学療法学術大会